テザリングとWiMAXを徹底比較してみた


屋外でインターネットをする際にスマホのテザリング機能を使っている人は多いと思う。しかし、この記事を読まれているあなたはテザリングの速度制限やWiMAXの料金、サービスエリアを気にされている方ではないだろうか?
 
私も元々はテザリングユーザーだったので、共通の悩みは何となく理解できる。本記事がそんな方に少しでも役に立てれば幸いです。

 

テザリングとWiMAXの比較機器

今回テザリングとWiMAXの比較を行うにあたり、実験に使うのは下記の機器だ。
 
テザリング:iPhone5(au)
WiMAXルーター:Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15(UQ-WiMAX)
ノートパソコン:VAIO SVS13A
 
env

 

スペック概要比較

iPhone(テザリング) HWD15(WiMAX)
月額料金 500円/月 3,696円/月
通信方式 4G WiMAX2+
受信MAX速度(下り) 75Mbps 110Mbps
送信MAX速度(上り) 25Mbps 10Mbps
速度制限 あり なし

 

速度測定結果比較

下り iPhone(テザリング) HWD15(WiMAX)
1回目 24.28Mbps 13.49Mbps
2回目 17.55Mbps 16.92Mbps
3回目 24.59Mbps 18.82Mbps
平均 22.14Mbps 16.41Mbps

 

上り iPhone(テザリング) HWD15(WiMAX)
1回目 8.31Mbps 391.65Kbps
2回目 8.63Mbps 308.04Kbps
3回目 8.29Mbps 409.83Mbps
平均 8.41Mbps 369.84Kbps

 

結果考察

自分でも今回考察して驚いた結果になったが、速度測定結果としては送受信共にテザリングの方が早い結果となった。テザリングの方はだいたい想定数値なのだが、WiMAX2+の速度が非常に遅くスペック値には程遠い。
 
WiMAX購入時にも言われていたのだが、考えられる点としてはエリアの問題だ。私が測定した場所はWiMAXはカバーしているエリアだがWiMAX2+に関しては非常にきわどい地域なのだ。HWD15の画面にはかろうじてWiMAX+2が表示されているもののアンテナが1本立ったり消えたりしている。
 
測定時は、アンテナが立っている事を確認しつつ行ったが実際はWiMAX2+ではなくWiMAX通信で行われていた可能性がある。ただ、この程度までの速度が出ていればほぼ通常のブラウジング程度であればイライラさせられることはない。
 
また、HWD15は実はWiMAXやWiMAX2+だけではなく4G/LTE接続も対応している。よって、今回の様にWiMAX2+でも速度が出ない場合は、4G/LTEモードに切り替えればテザリングと同等の速度が出せるのだ。
 
よって、速度測定をするまでもなく料金的なメリットも考慮してWiMAXを使うべきなのだ。
 
料金的なメリットに関しては、『屋外でインターネットをする方法』の記事で少し触れているので参考にして欲しい。

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